ぼくの先生
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ぼくの先生

浅井西

ストーカーものなんだけど

ネタバレ
2020年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めをイケメンにしなかったのは正解ですね。背は高いけど不気味な感じもする陰気そうな地味系攻め。中身も外見と一致した感じ、ただし押し付け粘着系ではありません。
受けは爽やかで女性受けの良さそうなイケメン。
攻めが受けをストーキングしてるらしいことは序盤で分かりますが、終盤に嘔吐フェチでもあることが分かります。
ストーカーなんだけど、両思いになったのはイケメン無罪じゃなく、タイミングが良かったんですね。タイミング良く受けを救済できたから、それでいて見返りは求めなかったから(本人的には既に得たもので満足していたから)、受けが心を許して流されちゃった所がある。両思いになる過程はイケメン無罪より納得しやすいです。
絵が綺麗なだけでなく、どこをどういう絵で見せるかと言う良さもあります。ただ体のバランスおかしくない?って部分もあって、それが重要なシーンだと興ざめしてしまう。
ストーカーものでギャグでなく(攻めの思考回路と行動はギャグっぽくもあるけど)、こんなに読後感が良いのは初めてかも。お幸せに。
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