妊活主婦の恋人 【合冊版】
」のレビュー

妊活主婦の恋人 【合冊版】

方丈いちり

啓介がかわいそすぎる(ToT)

ネタバレ
2020年8月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 妊活しているが授からず、夫はモラハラで、同じクリニックで出会った男性と不倫するところまで無料1巻。妊活を続ける中で、何で授かりたかったのかを見失うこと、結婚したときのお互いを尊重した関係がどうしても時間がたつと変化してしまうこと、家庭の中に辛さしかないとき、そこに明るい未来があると決まっていなくても、一時の異性への気持ちの昂りと通じ合えることの幸福感。あくまでドラマとして読むものと思えるストーリーの中に、少しずつ、分かるなぁ、というものもある。
不倫相手の男性は優しそうだし、ありがちなドロドロにしないで、ダブル円満離婚して、主人公が彼と幸せな人生を歩んでいくことになる話にして欲しいなぁと思いました。

※※上記から、全巻読み終えた感想を追記します。
明るい未来を想像して、読者が楽しめる盛り上がりは2巻まで、3巻半ばから不穏な結末の伏線が四方八方に。
ネタバレレビューの方々が書かれてる通り、結局「子供がほしい」にとらわれて、旦那の元に戻り、妊活続けるも愛せない夫の精子を棄てるくせに、抜け出せないと嘆いているヒロインにガッカリ。渇を入れてやりたい。悪いけど、仮に授かれてもあの夫婦仲ではあたたかい家庭は築けない。だから子供がいても幸せな家庭にはならない。旦那も少し改心しようとしてるのに、拒絶して、幸せへの努力をしてないのはヒロイン。一人になった啓介がほんとかわいそう。啓介なら絶対幸せにしてくれるのに。赤ちゃんはある程度、旦那との運命にもよると思う。できる人とできるときにはできる。できない人とはとんなに可能性があってもできない。家族としての幸せを選んで啓介との可能性に懸けたらよかったのに。啓介のビジュアルと性格が好きすぎて全巻購入したので、彼が報われないとか、私には絶望でしかない。
いいねしたユーザ22人
レビューをシェアしよう!