このレビューはネタバレを含みます▼
高校生の文人が愛おしくて愛おしくて…
アルタイルという存在に救われていくところ、
本当に素晴らしい。
よかったね!よかったね!と胸が熱くなりました。
神崎との出会いにも、よかったね!!!
その後の
ああ…
という落差。
本当に悪い人は出てきてないが、タイミングだったり、
どうしようもないところで傷ついていく文人がかわいそうで…
最後はもちろん箱の中身がわかった時点で美しい結末が見えるのですが、
見事な美しさでした。
凪良ゆう先生の作品を読みあさっていますが、
今のところこれがトップかもしれません
体を重ねるシーンですらハラハラ、せつなくて
色っぽいシーンはなかったですが
そんなものは些細なことなんだなぁと初めて思いました。
文人の辛さばかりを読み進めるわけですが
新開さんの方だって酷いもんですよね……
読了後こんなにほっとしたのは初めてです
二人に幸あれ
(完成した二人の後を書くのは苦手との作者様ですが、ぜひにみたい二人でした。ラブシーンしゃなくていいんです。ただの日常、メールが来ただけで喜ぶ二人をもっとみていたい…。この綺麗な二人が紡ぐ日常に触れていたいと思う素敵な作品でした。