終わりのセラフ
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終わりのセラフ

鏡貴也/山本ヤマト/降矢大輔

文章では表せない程素敵な作品

ネタバレ
2020年8月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 漫画は紙書籍から読みました。その後アニメも始まりアニメも見させて頂いております。
本誌まで読んでいるのですが兎に角読み進めれば進むほどに、心が痛くなり涙が出る作品です。私が出会った作品の中でも終わりのセラフは本当に一番大好きな作品です。かなり前から読んでいるのですが、いつでも読み返せるように今回電子版も買わせて頂きました。

人間たちの想いと吸血鬼たちの想いが絡まりあっていて、その想いがあまりにも綺麗で泣きそうになります。吸血鬼には愉しい、哀しいなどの感情がないのにも関わらず愉快にしている所や途中から人間と協力していたりする所(利用してるだけかもしれませんが)、なにより登場人物のキャラが最高です!吸血鬼の淡白さと人間の感情の豊かさが読んでいて面白いです!これは読んでる人にしかわからないことなのですがフェリド・バートリーに振り回されているクローリー・ユースフォードとの絡みも面白いです!

また人間も吸血鬼と関わっている時の少し戸惑いながらも協力しあっていくその絵がとても愛おしく思います。お互いがお互いを想いあって助け合う姿に涙しながら読んでいます…人間の欲望も吸血鬼の欲望もあまりにも綺麗で本当に涙が止まらなくなります…

小説版も読んでいるのですが、破滅前の世界の【一瀬グレン、16歳の破滅】とその後【一瀬グレン、19歳の世界再誕】も読んでいただけたらより一層楽しめると思います。伏線に伏線が絡まりあっていてとにかく先が読めなくて面白いです。

そしてこちらも小説で【吸血鬼ミカエラの物語】もとても素晴らしい作品です。吸血鬼の物語なのですが漫画を読んだ後に気になった方は是非読んで欲しい作品です。きっと吸血鬼のことをさらに好きになれる作品だと思います。
そしてまた本編のこちらの漫画を読み返していただけたら色々と楽しめるのではないかと思います…!
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