このレビューはネタバレを含みます▼
こんなに何回もも読み返した漫画は初めてです。最初は続きが気になるからどんどん読み進めていった感じですが、読み終わってもう一度読むとあーあの時こうだったのかぁという発見が読み直す度にでてきて、本当にすごいとしかいいようがなかったです。
読んでいる最中は楡の気持ちがわからなくて、逆に女子二人の気持ちがわかりすぎて、ただもう苦しくて、重たくて、切なくて、辛かったけど、最後ハッピーエンドになって本当に良かったです!
8巻で楡が岬とキスをしたあと抱き合っているときの幸せそうな顔が本当に印象的で。いつも辛そうな顔をしていた楡が心から幸せになってよかったなぁと。
結局、楡のぬけがらと付き合っていたのは日穂のほうだったんじゃないかなぁ。どうしても手にいれたい気持ちも本当にわかる。でも好きになってもらっての恋愛なんてうまくいかない。
日穂のことキライだったけど、いいところもちゃんとあって。
結局この三人は親の影響で不安で閉塞感のある思春期を過ごすことになったけど、成人して自分たちの足で自分たちの居場所を見つけて生きていく。そのための周り道だったのかな。なんでそうなる?て1人突っ込みも何度したことか。
三人に感情移入しまくりで読んでいたので、正直重かったけど、小説を呼んだ気分になり、読みごたえありでした。オススメです!