悪女 愛のためなら悪女にもなれる
」のレビュー

悪女 愛のためなら悪女にもなれる

槇原まき/北沢きょう

好き嫌いが分かれそう…

ネタバレ
2020年8月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインが、過去の事故から引きこもり(とは違うかな)になり、政略結婚するけれど夫(婿養子のくせに愛人いるとかクズすぎる)とは一度も夜を共にしないまま、一途に不倫しているのをどう感じるかで評価が変わりそう。私はどっちつかずかな。ヒロインの気持ちはわかるけど、それでも倫理的道徳的にどうなのって思うし。
「世間に許されない純愛」の需要はわかるものの、不倫・托卵のコンボはなあ……夫と離婚するなり父と絶縁するなりして、ヒーローと二人で「不幸」になるメリバ的なものの方がよかったのでは。箱入りお嬢様から「悪女」に成長したヒロインの夫への制裁も、ざまあ的すっきり感よりもやもやがありました。好きな作家さんだけに、「世間に許されない純愛」なら、不倫じゃなくて、相手が893とか前科があるとかの、ヒロインには落ち度のない設定がいいなあと思いました。表紙は最高にエモくて★5です。
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