悪女 愛のためなら悪女にもなれる
」のレビュー

悪女 愛のためなら悪女にもなれる

槇原まき/北沢きょう

爽快。

ネタバレ
2020年8月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分の倫理感がおかしいのかもしれませんが、このお話は良かった。ヒーローとヒロインは子供の頃から相思相愛だったのに、彼女の父親の誤解もあり、ヒロインは別人に嫁いでいく。ヒロインにしてみれば家のためになりたい一心。健気なヒロインが結婚当初、努力して尽くそうとした夫がとんでもない下衆だったのも、許容範囲が広くなった一因です。不倫は不倫ですが、他人を傷つけているわけでもなく、あっちこっちに心変わりしている訳ではない。2人とも終始、一途です。逆に、後半、ヒロインの夫の扱い方には、気分爽快でした。いや、どう見ても悪者はヒロインを殺そうとまでした腹黒夫でしょう。最後には、離婚の方向に向かっていくようでしたし、悪女と呼ぶには可愛すぎなような気がしました。ヒーローの執着具合もなかなか良かったです。
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