このレビューはネタバレを含みます▼
作者様の作品は初めて読みましたが、長いのに飽きさせない、テンポの良さ、ストーリーの面白さに驚きました!
メインの二人のストーリーだけでなく、周囲の客観的な視点とかエピソード、お酒・音楽・諸外国のあれこれまで、何度読んでも楽しめる美味しい作品だと思います。
二人がずっと二人っきりでいたらきっと進展しなかっただろうなと思うと、周り全てが必要な存在で、その中で二人が成長、関係性を変えていく姿が微笑ましいです。
周りのキャラクターもしっかり作り込まれていて、特に第三秘書や、唯人のその後は気になりました。
惜しむらくは、ラストの方で貴臣さんの発言が行き過ぎてしまっていたこと。まあ、二人がよければ良いのでしょうが、そこまで行って欲しくなかったな~、とちょっと引いたので、星は5でつけてますが、個人的には4.7くらいのイメージです。
それでも作品自体か面白いことには変わりはないので、今後も何度でも読み返すと思います。