悪役令嬢の取り巻きやめようと思います
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悪役令嬢の取り巻きやめようと思います

星窓ぽんきち/加藤絵理子

オチが、、、

ネタバレ
2020年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゲームの世界への転生モノです。コミカライズが面白かったので続きが読みたくて購入しました。
転生前の知識を活かしてこの世界にないものを産み出し、主人公は商会を設立したりファッションリーダーになったり大活躍をします。ゲームの舞台となる学園に入学し、なるつもりはないのに王太子の婚約者候補争いに巻き込まれていくのですが、最後は自分の気持ちを認めて王太子と想いを通わせます。テレビショッピングみたいな商品紹介やギャグっぽい要素もあり、ゲームヒロインに勝つ辺りまでは楽しく読めたのですが、その後外国へ行って事件に巻き込まれて、ゲームヒロインと再会し協力して事件を解決する、という展開になり、ミステリー要素が強まります。その事件がきっかけで主人公は王太子への想いをはっきりさせ、王太子も主人公を婚約者と言い放ってお話は終わります。え、これで終わり?という感じでした。王太子は自分の気持ちだけで婚約者は決めれないとか言っていたのに、婚約者候補争いが終わってないのに主人公の事を婚約者と言っているので、せっかくその設定を作ったのなら最後まで戦って勝ち取るとこまで書いて欲しかった。主人公の事を好きなイケメン幼馴染みが王太子以外にも2人いるのですが、この2人とのヒロイン争奪戦とかも読みたかったなと思います。後半の外国へ行く話は要らないかな。それより学園での婚約者候補争奪戦メインで主人公が婚約者を勝ち取るように書いて終わらせた方がすっきりまとまったように思いました。
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