このレビューはネタバレを含みます▼
BLの枠を超えた壮大な傑作です。何度読んでも涙が出ます。
転生の記憶があるがゆえに出逢えない黒竜＆千凪、
転生の記憶が無いがゆえにこじれてしまう白竜＆虹野。
切ない！そしてどちらの竜も健気すぎ！私は特に白竜編が好きです。
白竜は、歴代虹野が“他人の為”に犠牲となり死んでゆくのを1,400年もの間見続けてきましたが、とうとう転換期が訪れます！
先代虹野によって初めて“白竜の為゛になされた犠牲、遺言、竜の涙でついた竜痕・・・1,400年変わらずに繰り返された歴史に変化が起きたのです。そうしてこれまでとは違う条件のもと出逢った現代虹野は、やっと白竜と幸せになるべくして生まれた特別な存在だったのですね。永い時を超えみんなの想いが通じ合って良かったです。
2020年2月刊行。
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