このレビューはネタバレを含みます▼
何でも屋の敦也がホームヘルパーとして派遣されたのは小学校の同級生だったプロ棋士雪の家だった。幼い時ほんの一瞬だけ重なった時間を雪がどれだけ心の支えにして来たのか、そして苦しみ続けてきたのか、本当に胸が痛くなりました。将棋のことは全く分からないので少し堅苦しく感じるかなぁと思っていたんですが、読み始めるともう目が離せない感じで一気に読み切りました。重い話は苦手なんですが、胸を「きゅうきゅう」と締め付けられながらも読まずにはいられませんでした。ハッピーエンドがとっても嬉しいです。