パーフェクトプロポーズ
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パーフェクトプロポーズ

鶴亀まよ

エロ少なめ、だけどキュンキュン

ネタバレ
2020年8月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 年上イケメン(ゲイ)×ブラック社畜リーマン(ノンケ)のお話。エロ少なめで、現代社会特有のブラック企業が舞台になってます。
パワハラ、モラハラ、無茶振り…それに加えて唯一信頼してた同僚の辞職など、浩国(受け)の心がだんだん死んでいくような気がして、読んでいてハラハラしました。洗脳ってどの組織にも似たようなものがあると思いますが、こういった個人を殺すような悪質なものは目に余りますね。(読んでいてパワハラ上司には相当イラつきましたw)
甲斐(攻め)の境遇も切なかった。慰めでもなく、対等な立場で役目(拠り所)を与えてくれた浩国に感謝する場面はグッときました。
2人はある種、自己犠牲(諦め)のもとで生きていた点は似ていました。ただ、拠り所(浩国)を糧に生きる甲斐と拠り所(会社)ゆえに雁字搦めになる浩国は対照的でした。最後、甲斐が浩国を突き放す場面ではドキッとしましたが、最終的に2人一緒になれてよかったです。
全体的にエロ少なめですが、途中途中で雄みを見せる甲斐と、それに翻弄される浩国にキュンキュンします。(浩国の初エッチ宣言にびっくりする甲斐の顔がツボでしたw)
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