遠い国の小さな花嫁
」のレビュー

遠い国の小さな花嫁

あべちか/六芦かえで

切ない

ネタバレ
2020年8月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 評価☆5か☆4で悩みました。なのでちょっと厳しめの採点となった感じです。
中世ヨーロッパをベースにSFミステリーを加えた感じで、何気に重めな内容でした。そしてボリューミー。
領主の山で迷っていた人(P63の辺り)は神父が言ってたことを素直に捉えればいいのかな?それともサガルが…って事なんでしょうか?あの辺だけを何度も読み返してますが、どうしてもすっきりしませんでした。私には理解しきれませんでした(涙)
それから雇い主の娘であるレディ・アンを、領主の娘と書いていた文章があったので、これは直した方がいいと思います。すぐ後に領主の妻が登場するので混乱しました。
こんな感じで若干引っ掛かるところがありましたが、先が気になる展開で途中内容に凹みそうになりつつも読了。この先サガルがローランと同じように年を重ねていけますようにと願わずにはいられません。独りだけ老いもせず死にもせず、大切な人と生き別れるだなんて切なすぎる。
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