思い、思われ、ふり、ふられ
」のレビュー

思い、思われ、ふり、ふられ

咲坂伊緒

モノローグがめちゃめちゃ多い

ネタバレ
2020年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 咲坂先生がWヒロインという新しいジャンルに挑戦した作品。ただ、2人主人公がいて、それぞれ初対面からスタートする話はちょーっとしんどかった。2巻辺りまでは由奈と朱里の友情メインだし、それと並行で、レオと朱里の関係、再婚家族のこと、それぞれに惹かれ合う…モノローグが多いし、どんどんストーリーがやってくるので、ついていくのに必死で感情移入しにくく、その後も家族の問題やら将来の夢やら、詰め込みすぎたかな…。ここまで描けるのはこの作家さんの技量なんだけど、強味でもある1人の主人公の気持ちを丁寧に描くところがファンだった私としては、Wヒロインだとしても、由奈とレオの恋愛をメインに丁寧に描いて欲しかったかなぁ…。朱里と乾くんは付き合っても上手くいかないのは分かったので(笑)好きな作家さんなので次作に期待します!
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