このレビューはネタバレを含みます▼
発行から10年以上経って、この本に出逢いました。
女子高校にしては重過ぎる、けどあり得なくはない数々の辛い出来事。友達との付き合い方・彼氏との付き合い方、大人と子供の境目の不安定極まりない時期だからこそ起きる衝撃の連続に読み進める手が止まりませんでした。
失恋しても好きな気持ちが消せない苦しみと、次に進む苦しさ、その後に知る事実...。
高校での付き合いは確かに大学までもたない方が多いし、別れの理由は結局“些細な”すれ違いやボタンのかけ違い、タイミングのズレばっかりなのかも。
素直になる事がこんなに大切、だけも難しいことも、それが人生を左右する事も改めて気づきました。
高校時代ってそれから先何十年の人生を本当に左右するんだなー。
そして......大切な人を亡くす経験。
わかるから痛かった、苦しかった、初めてマンガを読み進めるのが怖かった。
それでもみかちゃんと一緒に進まなきゃと手を動かしました。何十年経っても痛かった、涙が溢れた。
ただ、何年か経ってから、この感情は無くならなくても良いのだと、これが自分の分子の1つなんだと思う様になり、それから数十年生きています。
それでも起きたこの息が止まる様な痛みと苦しみに自分でも少し驚きました。
若い彼らには「私が俺が何かしたっていうんだ」の辛い試練。でもだからこその濃い学生生活や深い感情、幸せや強さも得られるのかも。
感情が昂って上手くレビュー出来ませんが、マンガはハッピーエンドじゃなきゃイヤです。
でもこの本に出逢って良かった。