純情ワンコと劣情タトゥー【単行本版/電子限定おまけ付き】
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純情ワンコと劣情タトゥー【単行本版/電子限定おまけ付き】

三栖よこ

何かが足りない、なんだろう?

ネタバレ
2020年8月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんでか、自分の中の盛り上がりに欠けました。何かが足りない、なんだろう?
もう、『恋に落ちる』前提が見え見えの展開だから、するする流されてしれっとエロエロ始まってる感じです。彫師ももっとクールかと思いきや、あっさりそして中途半端にワンコを遊んでる印象で、面白みに欠けます。ワンコも演技に行き詰まり、プライドを押し出すほどの熱を持ってる割には、最初から仕事の相手に、腹上向けて服従の意を表す犬みたい。どっちもあっさり、しれっとするする流されるだけで、何の波風もない。彫師 が急に連絡を断ったのも、不自然にこじつけて盛り上げてみました、って印象です。ワンコの将来のために、いなくなる決心なら簡単に再会するなよ(笑)そこにクライマックス持って来るなら、酔ったワンコがおっさんに絡まれて連れて行かれるくだり、要るか?お仕置きシーン入れたいだけなのが、これまた見え見えでがっかりです。綺麗な絵だし、求め合う表情も艶っぽいのに、もったいないですね。
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