忍者と極道
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忍者と極道

近藤信輔

とにかくダサカッコイイ

ネタバレ
2020年9月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 300年にわたる忍者(にんじゃ)と極道(ごくどう)の殺し合い。まずこのテーマが突っ込みどころ満載でカッコイイ。しかも、それぞれの登場人物のキャラが立ちまくって、クドくてカッコイイ。セリフまわしも昭和感満載の古くてダサいフレーズの羅列なのに、最高のラップナンバーを畳みかけられているようなリズムの波に引き込まれてカッコイイ。
苛烈な闘いの中心にいる、忍者の忍者(しのは)と極道の極道(きわみ)は素性を知らずに出会い、互いが心の拠り所となっていく。極道(きわみ)は忍者(しのは)の大切な人々を奪っている男なのに!!というストーリー展開もとにかくダサカッコイイ!!
完結してから読めば良かったと後悔するほど、続きが気になる中毒性抜群の作品。パネェパネェ!!ぜひご一読を!
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