龍の執戀
」のレビュー

龍の執戀

草野來/北沢きょう

本格的な作品

ネタバレ
2020年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 任侠物ヤクザとカタギの女性の恋愛話が好きで、漫画では良く読みますが、今回初めてノベルの方を読み先
話は、元お嬢様が、政財界の大物の息子と恋仲になり本人は関係を結んでから知らされおまけに避妊具を使わないクズな相手だったから妊娠し一旦婚約迄至ったが、総理大臣?になる話になり息子は秘書でいずれ父親のようになるので、ヒロインの実家の仕事が破断寸前のも調べ億のお金で別れる子供を認知しない事を理由に本人の承諾も無く勧められ中絶も出来ない時期にあまりにヒロインが可哀想でおまけに子供は死産と言われ家族にも騙され、その事を知っていて、子供を捨てる役目を言われたヒロインを育てた女性に3年後に教えられ、この人も辛かった。
聞いて亡くなったと思っていまだに思い出し辛いヒロインが事実を知り育ててくれてる人に会いに実はヤクザの人で、ヒーローも自分自身母親に捨てられ父親は誰かわからない生い立ちで、ヒロインを酷い扱いをしそれでもヒロインは名乗れない息子の側に居たくて、酷い仕打ちをされても我慢し、生活して行くうちに見ず知らずの息子を赤ちゃんから1人で育て素直な良い子に育て可愛がり関係性処理扱いのヒロインに対しても最初は無理矢理だったけれど、ちゃんと避妊具を付けて行為するしお互いに惹かれ合いヒロインや息子が襲われた時には守り自分の側から離れさせて、もうその時にはかけがいの無い人になってたが、ヤクザだけど、人としてはまっとうむしろ簡単に切り捨てたくずな元婚約者よりも素敵な男性だと思いました。
結局は、結婚し、娘も生まれだけれど、ヤクザの派閥争いや更正した元婚約者が偶然に現れ勘違いからヒーローは凶暴にヒロインを関係し、その直ぐ後ヒロインが敵対する派閥の同業者から連れ去られヒーローは最後までヒロインを守りヤクザの世界の指落とし迄し、解決させ、平和になりました。
ヤクザなヒーローだけど、育てて懐いてる息子には実娘が生まれても変わらず愛をむしろ余計に愛情を注ぎ凶暴な面もヒロインにだけ弱みを見せ涙する所も有りヒロインも育ちは良かったが、実家の為に犠牲になり実両親や兄からも騙されるし、ヒーローはくずな実母親から捨てられちゃんと生活は苦しくても捨てられなかったらこんな人生にはならなかったのではと読みながら涙が止まりませんでした。
ヤクザだけど、ヒロインに一途になんて、嫉妬はエグかったけれど、ある意味溺愛なんでしょうね。
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