ハチミツとクローバー
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ハチミツとクローバー

羽海野チカ

唯一無二の漫画

ネタバレ
2020年9月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は独特なテンションのギャグになれず、3巻で挫折しましたが、今では何度読み返したか分からないとても大好きな漫画です。天才と凡人それぞれの葛藤、大切な人の喪失、実らない片思いなど、よくあるテーマではありますが、エピソードと綴られる詩によって、10巻とは思えないほどそれぞれの登場人物の悩みの深さを感じ、共感することができます。
特にリカさんと山田さんが前に進むきっかけを得る8巻はとても好きです。回想で、今はもういない原田さんがリカさんを抱きしめて言う言葉がとても優しく、リカさんの喪失感にこれでもかと共感してしまいます…。
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