このタイトルなら義肢装具士の方が……





2020年9月13日
仕事で称賛が得られないのは当たり前のこと。仕事は何だってまずお客様のため、ついで会社(=「一緒に仕事をするみんな」)のため。称賛される、を含めて自分のため、なんてのは「最後にあっても仕方ないか」というレベルのこと。そもそも医療関係は特に称賛されない。皆さんだって「医療漫画に登場する名医」は挙げられても「リアル名医」を3人挙げられる、なんて人はまずいないでしょう。仕事で称賛されたいなら医療なんかやめてキャバ嬢なりになるべき。お店でNo1にでも成れればそれは称賛してもらえるでしょう。あと、沖田×華先生のマンガなんかを見ると、本当に「称賛されるべきなのにされていない」のは薬剤師より看護師だと思います、終末医療ともなると特に。患者さんが食べ物を詰まらせて、吐き出させるために背中を叩いたのに、家族に虐○と疑われた――とか。看護師仲間から見れば正当な爪ケアだったのに「看護師が爪を剥がした」と誤診されて刑事告訴された例も。どんなに手を尽くしても、当の入院患者自身「家で死にたい」と、感謝すらしてくれない例も多いそう。あと、これを書いてるのは2020年、コロナ禍が少し落ち着いた頃ですが。現場の医師、看護師の皆さんは拡散防止の為、家にも帰れず、宿泊施設も使えなかったのだそう。コンビニ弁当で車中泊な日々だったそうです。称賛どころかそれに対する不平不満も口にせず、ただただ「患者さんのため」と頑張る看護師の皆さん。「アンサングシンデレラ」は彼女たちにこそ相応しいと思います。沖田×華先生の看護師マンガにこそ付けるタイトルでしたね。あるいはタイトルに書いたとおり義肢装具士とか。脚を失ったアスリートに競技用義足とか、四肢を切断した女優に間近で見ても分からない程精巧な義肢とか。普段は直前まで工房で義肢を作ってて、すっぴん+作業着のまま義肢を持ってくる「灰被り義肢装具士」。それが、彼女のためのサプライズパーティで、初めてドレス+フルメイクの魔法を掛けられて化ける――とか。

いいねしたユーザ3人