どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
」のレビュー

どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます

碧貴子/すらだまみ

ストーリーは良いが……。

2020年9月18日
よくある婚約破棄された令嬢ものとはひと味違う斬新なストーリーで、批判的な意見もあるヒーローのポンコツぶりも、私は好感を持って読み進めました。
ヒロインの切ない恋心に胸が締めつけられ目頭が熱くなりつつも、大どんでん返しの後にやって来るであろうハッピーエンドを信じて夢中になって読みました、
その結末には満足しているのですが……。
『わけで。』『確かで。』など『で。』で終わらせる文体があまりにも多用されすぎていて、その度にリズムりが途切れ、正直、気持ち悪くさえありました。
言葉や文体が精査されていないと思わせた小説は初めて。
ストーリーやヒロイン・ヒーローが好みなだけに、非常に残念です。
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