表題作より…

短編3作です。表題作は、フェチもの&血縁ない叔父と甥っ子カプのお話。子供の頃、叔父の明に足を触られ１０歳にして開発(?)された一樹。大学生となり、互いに性癖やフェチが共通の『足』であり、利害関係が一致、不毛な関係が始まり…子供の頃から知る二人が、エロの延長で恋に気づきました、くらいな感じで、これといって萌えるものはないですね。
２話目は、イケメン現場監督と鳶職人のカプ。短編だから、展開が早くて、あっさりくっつくので、もったいない。攻めの水口の爽やかさが、雄に豹変した時のギャップがいい！木村が喰うつもりが、逆に喰われて陥落。もっと見たい二人でした。表紙下の漫画も面白く、水口の嫉妬がキュンとくる。鳶仲間の牧さん、え？実はそうなの？
３話目も良かったです。ピュアなラブストーリーで、エッチはありません。これも短編はもったいないくらい良かったです。チャラそうなホストとコミュ障の一生懸命な恋です。コミュ障の瞬くんは、ホストの佐伯と出会い、彼との出会いでオシャレしたくなったり、変わりたいという前向きな気持ちになり、とても純真。佐伯はピュアな瞬に惹かれていきますが、変わってきた瞬くんに寂しさを感じ…もう、いい！すれ違いラブ。一見、合わなそうな二人ですが、ちゃんと出会うべくして出会ったんですね。表紙下の４コマ漫画でも、話が微妙にズレているのに、会話成立してるから面白い。いいお話でした。