ひと夜婚
」のレビュー

ひと夜婚

刑部真芯

苦しかった

ネタバレ
2020年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでてものすごく苦しかった!刑部先生は初期作品の頃よく読んでて、当時学生だった私は思春期特有のモチベーションで楽しく読めてました。先生は昔から女性の絵が苦手なんだな〜。なんか身体もゴツいし。対して男性は色気があってカッコいい。メンヘラ溺愛もの多いですよね。でもいかんせん服がダサい。いつの時代の服装よ。って思ってましたが、そこは今も変わってないんですね…
で、今回の話は闇が深すぎて本当に苦しかった。好きじゃない男性に抱かれる苦しみ。自分も同じ状況になって同じ苦しみを知った綾人。それでも結局連れ戻しに行っちゃうんだもんな〜。全然改心してないじゃん。私としては最後一狼の娘と結ばれたのですら解せない。もう母になってから読むとありえないんですよ。望まない相手との子供可愛いと思えない。わかる気もするけど、やっぱり自分の腹を痛めた子だから情は湧くと思うな〜。生まれた子供たちが罪もないのにムダに傷つき翻弄されて、かわいそうでならなかった。こんな設定いらなかったなぁ。せめて一狼の子であったら。あちらさんの子は綾人の子でね。それこそ子供達が将来丸く収まってくれるくらいの方がスッキリしたかなぁ。綾人はどっか関係ない女とまた新たに出会って恋をする。くらいでよかったなぁ。美森にしてみたら、他の女に一狼の子種残されるなんてそんな辛い事はないだろうに。途中何回も放り投げそうになりました。が、まぁ一応ハッピーエンドって事で。しかしモヤモヤは残る〜〜
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