両極性偏愛セックス【単行本版】
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両極性偏愛セックス【単行本版】

紫比呂

とにかく絵がきれい

ネタバレ
2020年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな作家様です。
とにかくとにかく絵がきれいで、目付きや視線の描き方が秀逸だと思います。
前作でも、前々作でも、とても目元の力強さや訴えるものにとても惹かれました。

こんな美しくてシリアスな絵なのに、時折ギャグっぽい内容や表情になったりするのが妙にツボにハマって何回も読み返しています。
あと背景や小道具なんかも細かい!
書き下ろしの鳩がうますぎてなんか笑ってしまいました…

内容的には「!?」と思ったりする部分もあるのですが、でもそう言う素朴な「?」ってBLではよくある事なので私は全く気になりませんでした。

むしろ主人公2人(主に根本くん)の今までの生き方から引きずる心の葛藤とか不安とかの方がとても「うーん!わかる〜!!!!でもそこ、乗り越えて頑張ってほしぃぃぃ…」と言う応援の気持ちがの方がいっぱいでした。
2人がうまく行って本当に良かったし、根本くんが自分の殻を割って自分の気持ちをちゃんと伝える事ができて、おめでとう!!!でした。

お友達のイケメンの誠くんがなかなか良い味出してて良かった!当て馬かと思いきや、普通の友達思いの良い人だったので(たぶん)なんかホッとしました…

前作も、これとは違ったまた別の爽やかな後味と良さがあります。
ぜひ読まれてみてはいかがでしょうか🙂
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