ヤクザを縛っていいですか?【コミックシーモア限定特典付き】
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ヤクザを縛っていいですか?【コミックシーモア限定特典付き】

いいっ!!

ネタバレ
2020年10月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初作家さんかと思ったら、「寵愛セルロイド」の作家さんでした。どうりで見たことある絵柄だと思った(^^;;あの作品もリピ率高いので好みなんですね、きっと。タイトルからして、S/Mのちょっぴりアホエロなお話かと思ったら全く違った。結構シリアスな話だった。話の入り始めは紹介文の通り。縄師のルイがお得意さんで大家でもあるヤ○ザの親分から頼まれてしばらく同居することになった、兄弟分だった違う組の親分(故人)が引き取って育てた名取。この名取がヤ○ザなのに物腰柔らかく謙虚でイケメンンで体型から何からめちゃくちゃルイの理想を具現化したような男。でもこのヤ○ザらしからぬ名取の物腰にはそうなった理由があった。名取の境遇が幼い頃も含め気の毒過ぎた。名取を育てた先代の息子がクズ過ぎて、名取を虐/待する描写もあるのでそれがダメな人はいるかも。ルイの元に連れてきた親分がいい人でよかった。ルイは縛られた攻めから攻められるのが大好きという緊/縛プレイの中ではちと変わった設定ではあるけれど、思ったよりその設定は重要ではなかった。ただ、ルイが縄師の仕事に誇りを持っていて、それが名取との縁にも結果的に繋がっていたという意味では重要といえるかも。境遇からクズ親分に逆らわず従順な犬となっていた名取が、ルイの大らかさ優しさ器のデカさに救われ生きる意味を見出していく、Happy Endなとてもいい作品だった。Hはもちろんあり。白ボカシが非常に残念。縛られつつ受けを攻める…なんて体幹がいいんだ!と変なとこで感動してしまった(笑)シリアスだけではなく、クスッと笑えるところもある、バランスの取れた作品でした。
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