恋獄の獣
」のレビュー

恋獄の獣

栢野すばる/炎かりよ

作者買いしたけれど

ネタバレ
2020年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙と挿絵は文句なしの美しさで、読み進めながらイメージしやすかったです。無駄のない滑らかな文体で読みやすかったのも評価に値します。しかしストーリーが的を外していて残念。主人公がクンクン匂いを嗅ぎまわって運命の男を探すって(笑) 相手の体臭で運命の人かを見極めるなんて下品すぎて駄目でした。そしてヒーローは全く歪んでいないし、ヒロインへの執着も普通の域を超えてはいなかった。異常なまでの歪みも執着もサブキャラのカップルにあり、そっちをメインに描いて欲しかったくらいです。後半盛り上がるシーンもあってそれなりに楽しめましたが、最後は駆け足であっさり終わってしまった感じかします。
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