私達××しました
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私達××しました

空あすか

基本的に対等じゃないふたり

ネタバレ
2020年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公のトラウマ描写はよく分かります。
割と頻繁に出てくるけど、多感な時期だし複雑な背景だし、そんな中それほど信頼してた人間の行動に傷ついたんだなという…
で、引っかかるのは新名さんの態度です。
元カノの話は自分が嘘ついたわけじゃないだの、主人公が泣けば対等に落ち着いて話し合う訳でもなく、どうしたい訳?じゃあ好きにしたら?と突き放す。
突き放して素直に主人公が縋ってきたら、仕方ないから許してあげる、という上からな態度。
3巻まで読みましたが、ずっとモラハラ気質ですごくモヤモヤしました。
そういう関係性上仕方ないのかもしれないけど、何かあればすぐ自虐してへりくだってしまう主人公にも少しいらつき…
そもそも黙って消えた8年前の自分の行いを、新名さんは1〜4話以降は基本開き直ってる。寝れればいいんかい。
信頼失くして当たり前だし、その後トラウマについて話し合った描写が少しでもあったら良かったけど…
ずっとなし崩しだしなあ
トラウマが原因で人付き合いに慣れてこず幼さが残っている女性が、根が素直なのを良いことに心根が幼いモラハラ歳上男性に良いように丸め込まれている話として映りました。
たちが悪い。
この作者さんの他の作品は好きなものもあります。
ただ3巻まで読んでこれっていうのと、大好きな少女漫画でモラハラ男(しかもヒーロー)に触れたくなかったです。
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