にぶんのいち夫婦
」のレビュー

にぶんのいち夫婦

黒沢明世/夏川ゆきの

面白いというか怖いものみたさというか。

ネタバレ
2020年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 友達の顔した女のドロドロした部分満載で嫌悪感を感じつつも主人公を応援してます。我慢できずに小説の方を読んで結果も内容も知ってますが、それでも読みたくなって課金してしまうくらい、漫画家さんが上手です。絵も綺麗で文の魅力も自然と理解できました。和馬のヘタレぶりも文に嫌われたくないあまりかと思うと(そのせいで文を傷つけてるのに。最初わたしも虫酸が走るわ!!って嫌いでした)致し方ないのかなと思う反面、愛想尽かされてもおかしくない腑抜けっぷりだとも思いました。文の潔癖さはちょっと難ありかもですが、潔癖なことが悪いとは思わないし、気持ちの拗れも疑ってしまう期間が長ければ心もすり減っていくし、和馬も嵌められたとはいえ、文を追い詰めていってるし。文の傷を癒すのはちょっと間を置いてクールダウン...漫画だけどリアルを感じます。
好きというより、続きを読まずにはいられなかったので漫画家さんの力量に5つです
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