傭兵の男が女神と呼ばれる世界
」のレビュー

傭兵の男が女神と呼ばれる世界

野原耳子/ビリー・バリバリー

泥と血に塗れたおっさんの女神

2020年10月14日
こんな厳つそうな女神って?って読み出したら、止まらなかった。早く続きを下さい!過去に苦しむ、命すら惜しくない武闘派のおじさんが受けです。登場人物たちも、苦しい人生を生きており、戦うしかない世界。一見感動的なシーンですら、主人公の皮肉や絶望感がにじむ。生きる目的を失った主人公が、この世界で再び行き直していけるように祈ります。王の子供のような一途な愛と、支え捧げる者の執着愛が、彼を再生させると信じて。
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