ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK
」のレビュー

ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK

みなもと忠之/文藝春秋電子書籍編集部

草彅くんの代表作になる予感…

ネタバレ
2020年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凪沙イコール草彅剛。スクリーンには、凪沙そのものしか 居なかったです。イチカちゃんは、新人とは思えない存在感と、棒読みでも 棒読みとは感じさせない自然な素朴さがあり、監督脚本の内田さんとの対話も 映画を見た後に読むと、【絆】みたいなものを感じさせました。

なぜ、凪沙は最期まで病院に行かなかったのか?映画館を出てからずっと 泣き腫らして ふやけた頭で考えてました。朝起きて、思いつきました。【凪沙は、凪沙のまんまで 死にたかった。】と。

日本の病院に入院などしたら、【武井健二】として 診られてしまう。それが 何としても 嫌だった。

イチカちゃんの母親【凪沙】のままで、ずっと居たかった。

自分の中の女性性に 気付いた 小学生の時に来た 【海】で、自分の原点を 最期に見たかった。のだと。。気付いたら、また泣けました。

思い出して泣いた映画は 初めてです。

あと、イチカちゃんの親友のリンちゃんの事が とても気になってたので、紹介ページが もっと欲しかったけど、凪沙の写真集みたいなページあったので、大満足です。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!