朱い雀
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朱い雀

名香智子

続きを待ってます

ネタバレ
2020年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凛とした美少女すずめ(でも山猿のように粗野だし鼻くそ食べるしスケベでもある(笑))が不思議な血筋によって子爵家に引き取られ、そこで出会った聖鱗様に惹かれ(聖鱗様からはドン引きされ)、様々な活躍をする物語。

2巻後書きにありますが、作者の名香智子氏が体調不良の時で、気になる所で終わっています。1巻も2巻も抜群に面白いので、それでも良い方は是非。
すずめには悪意も独善もなく、我が強いのに分を弁えてもいて、賢くて強いけど同時にスケベな山猿でもある。魅力的なヒロインです。
聖鱗様はいわゆる男らしさとは縁遠い方ですが、これをナヨナヨとさせず気弱でもなく、過剰に可愛らしさをつけずに魅力的に描けるのが作者の力量だなと思います。
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