このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さん。年下ワンコが可愛い感じだったので、購入。確かにワンコは可愛いです。すれ違い再会ラブのストーリーもまずまずです。ただ、過去の話と今現在を交錯させながら展開するので、起承転結がわちゃわちゃして、まとまりがない印象です。再会した幼なじみの南央に、きつく当たるシュー。何を一人、カリカリ怒っているんだ?それでもじわじわ迫る南央。過去『かけおち』をした二人ですが、シューの中で傷つけられたと思う事があり…
母親の男事情に嫌気をさしてるシューは、簡単に『要らなくなればサヨナラ』的な考えに囚われている節があり、ちょっと可哀想なトラウマ。だからといって、勝手に南央も『簡単に切り捨てる』ヤツだと思うのは違うでしょう。自分勝手な思い込み。あの時、ちゃんとお互い話していれば?言葉足らずのすれ違いですけど、何かシューが自分の事しか考えていない気がして、南央が可哀想。二人とも、まだ子供だったけど、南央の方がちゃんと考えてますね。でもひたむきなワンコは一途に、時間が過ぎるのを待ってたんですかねぇ。可愛いワンコですが、やはり男です。欲情に遠慮はいりませんね。だけどシューの性格を侮る事なかれ。エッチしようと、ポケットから用意周到にゴムを出した南央に放った一言がなんだかなぁ…。やっぱシューって無神経。何でそんな言い方するんだ?もらった指輪もサイズ合わずにペッて投げ返すし、送った人の気持ちに対してヒドイ。好みに合いませんでした。