このレビューはネタバレを含みます▼
ヤバイです。キュンキュン、ドキドキし過ぎて、心臓が暴れて止まりそうです。息も苦しい。酸素、酸素。
恋って、理屈じゃないんだよなぁ、って思わせてくれる素敵なラブストーリーでした。男同士だから、ノンケ同士だから、歳の差あるから、否定する理由をこじつけると何だってある。だけど、理屈で片付けられない感情があるって思うんですよね。出会ったばかりで、惹かれ合う事もあるんだなって…そんな事を考えた作品でした。だって出会ってしまったんですから。
在宅プログラマーの秋庭は、家にこもり部屋も汚い独身28歳。隣に引っ越して来た高校生は志摩くんは、母子家庭でしっかり者。母親の代わりにご挨拶をして、二人は知り合います。秋庭が実家から預かる犬が粗相をした事からきっかけに、なんやかんやと秋庭の依頼でバイトをする事に……そこから交流が深まるにつれ、秋庭は志摩くんを可愛く思い始めて、恋に落ちた事に気づき…くぅ~やべぇ、ドキドキ、キュンキュン。一方、志摩くんも秋庭のお世話にウキウキ模様。もう、見てるこっちが照れちゃうぜぃ。絶対ニマニマした顔で読んでる私。そんな時に、志摩くんの弟、圭くんがナイスアシストするんです。可愛い~。圭くんも志摩くんも秋庭も可愛い~。
恋をしたら欲張りになっていくのは、必然で、意識すると更に加速しますよね。エッチな夢まで見ちゃった志摩くんも、健全な男の子。そりゃ、秋庭の裸見ちゃったらね…ドキドキだ。
そんな楽しい日々の中、秋庭の家に女性がいた事で、志摩くんはふと、現実に目を向けて…
うん、うん、わかる。避けてしまいたい気持ち。相手が大人で、知らない事ばかり…切ないね。そこから秋庭のとった行動がカッコいい。キュ~ンです。
晴れてお付き合いとなった二人ですが、秋庭が『教えていくから』とスローペースのエッチ事情。そうなんです。まだ抜き合いだけで、最後まで致していません。残念。二人のラブラブもっと見たかったですねぇ。続編希望です。でも、初々しい恋で可愛かったし、いいお話でした。あと、幼なじみの短編も可愛いです。