獣の月隠り
」のレビュー

獣の月隠り

沙野風結子/実相寺紫子

ハッピーエンド、なのだろうな

ネタバレ
2020年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 獣の妻乞いのスピンオフ。ある意味続編。
前作よりも全編かなりエロ多めです。
妻乞いにも出てした月貴と睦月のお話。
睦月が健気で可哀想で、前半は月貴にムカついた。
一応明確な理由はあるけど、月貴が他所で遊んでくるのがどうしてもそこらの浮気男やエロ親父とたいして変わらなく思えて。
色々ありつつたどり着いた日々は幸せそうだし、お話として面白いけど具体的に何をしてどうやって暮らしてるの?パスポートどうしたの?とか。
猟獣ってどう考えてもコストがかかりすぎるし現実にはあり得ないなぁとか、本末転倒な事を考えてしまった。
本編のあと?で猟獣を管理する側の甲斐と甲斐が作ったハイブリッドの猟獣の朋の話が結構長めにあります。
その後に前作の飛月と尚季の話や月貴と睦月のその後の話も入っていて、幸せそうな各ペアの様子に和みます。
そこで少し未来に光が見えた事、猟獣の存在意義やゆくゆくは…の事に触れてあった事が救いになりました。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!