二重螺旋
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二重螺旋

吉原理恵子/円陣闇丸

じわじわあとからクる

ネタバレ
2020年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 10巻まで読みました。親父ご臨終したのでとりあえずここまで……と。
“二重螺旋”有名なので名前は知っていましたがあまりにもダークな内容、2001年から続いているのにまだ完結してない超長編。中々読む勇気が出なくて遅くなりましたが、値下げしている期間内に、と思い切って購入してみました。
…………面白かった。BLとしてではなく、物語として。いつもは丁寧に読む濡れ場ですが今回は流し読みでした。それよりも展開が気になって。でも流し読みしただけですが雅紀、「タマ」好きすぎません?(笑)ずっとタマと乳〇を噛んで揉んでたイメージなんですけど(--;)
肝心の物語の方ですが、読んでいる間は夢中でドキドキしながら必死でページを捲るのですが、読み終わってからのふとした瞬間思い出してじんわり目頭が熱くなります。内容盛り沢山なので深く考える暇もなく10冊ほぼ一気に読みましたが、食事をしている最中などにふと篠宮家のことが蘇ってきます。最近ここまで重い話は読まなかったのでズッシリ来ました……BLじゃなくて本当JUNEって感じですね。作者さんも仰ってましたし。話が重すぎて雅紀と尚人の近親相〇の禁忌はちっとも禁忌に感じられなくなってしまっていました、、親父引っ掻き回しすぎだろ……愛人とその妹もヒステリー気味で彼らの登場シーンは終始顔を顰めてました、、
タイトルの”二重螺旋”とはDNA配列のことなのでしょうか?血の繋がりとは?的なテーマなのでしょうか、、まだ完結していないからなのか、私が見落としているのかは分かりませんがそこが気になるので続刊も購入したいと思います。
ボーイズラブというよりサスペンスを読んだ気分ですが、すごく面白かったです!!雅紀かっこよすぎて痺れます……インペリアルトパーズ怖い……マスコミ殺し怖い……
あ、親父の最期はウザかったです……呆気なく逝ってしまってえ?これで退場?という感じでした……真山千里キモかったな、、(しみじみ)
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