魔女の旅々
」のレビュー

魔女の旅々

白石定規/七緒一綺/あずーる

アニメよりも印象が違って読める

ネタバレ
2020年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ キ○の旅に魔法をプラスさせただけの二番煎じ感が強いですが、重きを置いている部分があちらは”国の成り立ち”であるなら、この作品は”人との出会いと別れ”といったところでしょうか。
まあ言ってしまうと、主人公イレイナはただの傍観者であり、魔法を使って誰かを助けるといったような世直し旅などでは決してありません。
むしろ救いのない話が多く、オチているようでオチていない投げっぱなしエンドに感じることもあります。
つまりは、「あの国の人たちはこれからもこうして生きていくのでしょう」ではなく、どちらかというと「あの人たちはどうなってしまうのでしょう?私はもう関わるつもりはないので知りませんが」というすっきりしない感じなんですよね。
もちろん全てがそうではありませんし、もしかするとそれがこの作品の魅力なのかもしれませんが。
あと個人的には、美しい景色に惹かれて旅がしたくなったという設定なのだから、もう少し背景を頑張ってほしかったです。
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