このレビューはネタバレを含みます▼
仲間愛を描いた少年漫画は多いけれど、家族愛、それも兄妹愛を描いた作品は珍しいですよね。炭治郎の優しさ、ねずこを思う強い気持ちに、グッと来ました。敵の鬼にも切ないエピソードがあって、特に18巻の猗窩座の過去には心を鷲掴みされました。最終話の子孫については賛否両論あるようですが、私は子孫のエピソードは要らなかった派です(^^; 子孫や生まれ変わりがみんな同じ時代に生きているなんて、キメツ学園と同じ学園パロディーに思えてしまって、ちょっと冷めてしまったんですよね。子孫については、吾峠先生のファンサービスかもしれないし、「人の想いは永遠」「命を繋いでいく」というメッセージかもしれませんが、私はその後の炭治郎たちの写真そして「最愛の仲間たちよ」のエピソードだけで終わりで良かったと思ってしまいました。水を差してしまって、すみません。