mother
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丸木文華/門地かおり

雛と親鳥

ネタバレ
2020年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前は悪意は右から左に流し、天真爛漫。天使と畏怖され、誰とでも仲良くなれた真治。そんな彼の親友は他の同級生とは一線を画し、そして複雑な家庭の金持ち・塚越。
繊細で気を使える男だと思っていたのは真治だけ。周囲からは見事な程嫌われていてちょっと面白い。
そんな状況下で起こったある事件。自分=汚い存在になった真治は全ての男に疑心暗鬼。そして自分の性癖に気づいたのか目覚めてしまったのか……?
犯人は出オチ感あり。ド執着。もう狂気と言って良いかも。全てを受け入れるmother真治も別世界の住人に……。
共依存のメリーバッドエンドな感じでした。宮緒葵の「掌の檻」系統が好きな人におすすめ。イラストがイマイチ。
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