このレビューはネタバレを含みます▼
この作家さんの別の話が好きで、そのシリーズ以外も新作が出るとよく買っています。
今回は残念なほど主人公に苛立ってしまい、半分で読むのを止めてしまいました。
文章は読みやすく、一人称で進みます。
我が儘で名門貴族の一人娘の従姉妹に振り回される話かと思ってましたが、我が儘な従姉妹以上に主人公が自己中心的な性格です。
小さい頃から恵まれた従姉妹を羨んでいて、婚約者を騙すのも宝石が欲しいから。
騙していることに少し罪悪感がわいて元気がなくなり、心配した家族の愛情を踏みにじります。
昔主人公が欲しがった母の思い出のドレスをあげたら、今の流行りじゃない色だからいらないの時点で心が折れました。
試し読みでこの主人公微妙かもと思ったときに止めれば良かったと後悔しています。
最後まで読んだら面白いかもしれないですが、夢中になれなかったので星2つです。