死と彼女とぼく
」のレビュー

死と彼女とぼく

川口まどか

懐かしい

2020年11月21日
長い長い死と彼女とぼくシリーズの幕開け。川口作品を知ったのはやさしい悪魔からで、不思議で優しくてちょっと怖くて、先の予想できない面白さの大ファンに。続いてこの作品を知り読み始めたものの、当時まだ子供だった私には内容が恐ろしすぎて読めなかった。今読んでみるとこんなにも面白い話だったのか…!と驚きました。霊能者でもなんでもない高校生二人の、ただ死者の姿や声が見えて聞こえてしまうというだけの果てのない苦悩の日々。それが愛しく悲しく、引き込まれます。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!