錆のゆめ
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錆のゆめ

久間よよよ

泣いた漫画の中でも上位に入ってきました

ネタバレ
2020年11月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 当初は、性処理用のアンドロイド、しかも元々人間という、どうにもこうにも幸せな結末が想像し難いハードな設定に、中々手を出せずにいましたが…あと、上下左右?とはなんぞや?というのもありましたが。今回のクーポンゲットを機に購入してみました。で、やはり予想通り泣きました。設定はハードですし、やっぱりそれがずっと頭について回るので、手放しで幸せになって良かったね!とは思えないです。でもだからこそ、としおさんが嬉しそうにしていると、どんなに小さなことでも本当にかけがえのない、大切なことのように感じます。もう彼が笑っているだけで涙が止まりません。。読み手の私の根底にあるのは恐らく、彼に対する同情とか可哀想という感情で。でも、進藤の中にある感情はそれだけではないんだろうなと。進藤のそばに居るから、としおさんは屈託のない笑顔を、様々な表情を見せていてくれるのだと思うと、本当に末永くお二人で幸せに暮らして下さいという気持ちです(以下悪口)というかほんとにもう、周りの大人たちが糞野郎過ぎて、、。進藤の同僚?は最初まだまともそうだったというか仕事押し付けてくる野郎という印象だけだったので、後の株の下がり方が半端なかったです。幸せに暮らす2人に一生涯近寄らず、どこかで野垂れ死ねと思いました。でも特に憤りを覚えたのは、やっぱりあの叔父ですね。本当にあの分かりにくいけど心優しい進藤の親戚なのかという外道ぶり。あんなクズの魂は簡単には綺麗にならないと思うので、今後の生まれ変わりも含めて何度か死刑にしてやろうと思いました。
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