三森さんのやらしいおくち【単行本版/電子限定おまけ付き】
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三森さんのやらしいおくち【単行本版/電子限定おまけ付き】

rasu

ドラマCD化はまだですか笑?

ネタバレ
2020年12月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少女漫画やハーレクインみたいな絵のタッチで、あまりBLっぽくないなーと思いつつ何となく試し読みしてみたら、どストライクでした。こういう出会いがあるから食わず嫌いダメ絶対。
口をここまでフォーカスした作品は今まで読んだことなかったものの、確かにBLは口で何かをする描写が元々多いからこれはこれでありだ!と夢中になって全巻読みました。
特筆すべきは口が丸っと性/感/帯の三森さんのエ口かわいさよ。もともとノンケなのに樹先生に口を触られてイッちゃったりちょっとずつ樹先生に心開いておねだりしちゃったりしてトロットロに乱れます。受けの才能ありすぎてかわいいです、けしからんです。普段は普通のサラリーマンなのにそのギャップがいやらしい。
エ口シーンの描写でツボだったのが、口の細部が描かれていて本来なら省くような歯列や粘膜部分がガッツリ描かれていてそこが汁だくなんです笑!今までありそうでなく画期的です。これはエ口くないわけないでしょう。そんなおせっせシーンとお口を弄りいじられるシーンがいっぱいあって、これが音声や映像化したらどうなっちゃうんだろうとドキドキします。出版社様、ご検討願えないでしょうか?
こんなにもドエ口いのに、ただ無意味に行為をしているだけじゃないのもこの作品の魅力です。ぶっちゃけ受け攻め両方お互いが初めから大好きなのに、言葉が足らないばかりに自分たちの関係性が一致せずすれ違ったりちょっとした勘違いで険悪になってしまって距離を置くようになります。その間にどれだけ相手が好きだったか向き合うとそこからの甘々な関係が加速します。もうキュンキュンします。なんだよ、もうカップル成立してたんじゃないですか。一冊かけてのただの痴話喧嘩かーい!爆発しろ、もっとやれ、お幸せに!そんな気持ちになります。
ちょっとスパイスの効いた甘くて幸せなストーリーが読みたい方、この作品はあなたのものです。
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