Tonight,The Night 【イラスト付】【電子限定SS付】
一穂ミチ/絵津鼓
このレビューはネタバレを含みます▼
タイトル通り、こう考えると凄いですよね。めちゃくちゃ長い。しかも佑が小学生の頃から。小学六年生からずっと真知一筋だった佑もすごいけど、二十代を全て佑と過ごした真知が凄いなと思いました。佑も大概大人でしたがやっぱり年上の真知の方が色々見えていただろうに。小学生と付き合ってる、なんてふと我に返ったりしなかったんでしょうか……。おまけに大学受験終わるまでプラトニックとか、、いやいや真知君高校生の時もう経験済だって言ってたじゃんって脳内ツッコミ入れましたが(笑)真知は行為の快感知ってるのに六年もよく我慢したな〜と思いました^^;そして・・・小学生の佑が大人すぎましたね……レビューでショタ感ないとありましたが本当になかった。時々同年代じゃないかと錯覚するくらい大人びてましたね、、でもたまに子供らしく愚図ったり可愛い挿絵を見たりしてちび佑に萌えてました、、笑笑 別れの危機!とかそういったスパイスがないと批判もあるようですが私は二人がゆっくり時間を重ねて愛を育んでいく様子が好きでした。昨日読んだ『街の灯りひとつ』が私的一穂作品ナンバーワンを冠したのですが早々に首位交換の危機……ww 一穂作品は『イエスかノーか半分か』から入り、『ひつじの鍵』や『ステノグラフィカ』の口が悪い人たちが出てくる作品ばかりでどうも好きになりきれなかったのですが口の悪い登場人物が出てこない作品は軒並みクリティカルヒットするので、やっぱり実力のある作家さんなんだなと再認識しました。一穂先生って評価高いけどそんなにかな??と思ってしまっていたので<(_ _)>私は一穂作品のオンオフのある人が苦手なようです(笑)
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