文学的。





2020年12月4日
エタニティ賞受賞作という事で、クーポン利用して購入しました。宮沢賢治の作品がそこここに出てきたり、抽象的な描写があったり文学的なラノベでした。新しい作風で、好みは分かれるかもしれません。描き方のおかげで、本筋が霞んだ感がありました。ヒロインは優秀な家族に生まれ、コンプレックスがあるのですが、解決したのかしなかったのか、有耶無耶に終わってしまったのが残念。作者さんが描きたかった事をとにかく詰め込んだ感じで、所々中途半端になってしまった気がします。溺愛ヒーローが唯一良かったかな。

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