このレビューはネタバレを含みます▼
もうことばにならない…。最終決戦まで、戦いの度にずうっと泣いていたのに、そこから何故か泣けなくなって、最終巻を読んだ後に、溜まっていた分の涙がぽろぽろと出てきた。悲しいのか、ホッとしたのか。きっと多分どちらもで、伝令烏から戦況を聞いていた藤の花の家の方々も、同じ心境だったんだろうなあ、と思います。辛くとも精一杯生き抜いた今世も、ただ暖かく広がる来世も、どちらも彼らにとって最善を尽くした尊いものだと信じたい。あと、無惨は最期の最期まで嫌いだった。誰が許しても、許さん。