この愛喰らいやがれください!【電子限定描き下ろし付き】
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この愛喰らいやがれください!【電子限定描き下ろし付き】

七升こあめ

成長が素晴らしい

ネタバレ
2020年12月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めはかなりコミカルで、クズと緩いおじさんの話かぁと笑いながら読んでいましたが、読みすすめるうちに人間臭さとリアリティがすごくて物語にのめり込みました。
いい人ではない、ずるくて自分勝手な大人がもがいて苦しんで成長する話です。
途中はかなり重く、胸が傷んで泣けました。竹本…まさかこんなに成長するとは。本当にいい男になります。最終話で、座る課長の腕をそっと掴むシーンの、表情と言葉とは裏腹に震える竹本の手にやられました。泣ける。大好き。
エロはたくさんあるのに、最後までするのは思いが通じてから、と、自制する竹本ですが、初めて入ったときの涙に、私も思わず涙が出ました。
竹本も課長も、出会えてよかった…相手にあのタイミングで出会えなかったら、きっと本当に二人とも駄目になっていたと思います。
アラフィフ受けだし、読み手は選ぶと思いますが、かなり当たりでした。レビューを信じて読んでよかった。
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