私の正しいお兄ちゃん
」のレビュー

私の正しいお兄ちゃん

モリエサトシ

泣きすぎた。数日間気持ち持ってかれました

ネタバレ
2020年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「家庭に恵まれず、最愛の兄と暮らせる日だけを希望に、毎日を一人 懸命に生きる主人公の少女」と、「困っている人を見過ごせない、いわゆる善人の青年」。
多くを望まず、慎ましく、苦しいぐらいただただ真面目に生きる二人が偶然出会って惹かれあったら、そこにはどうしよもない、法的に裁かれる犯罪があって・・・。

こんな心根の人たちこそ、幸せになってほしい、、、でもそれを願うことすら、苦しい。道はないんじゃないかと思わされる状況。
正しいって何だろう? 正義って何だろう? 善人って? だれにとってのものだろう。頭がジンと痛くなるくらい身につまされた。
ふたりが死なずに生きていく形は、最終的にああいう形に収まったけれど、こんご一生続く仄暗さ。。。
可哀想すぎる。と思うのも彼らに申し訳ない。。。誰か、何か、二人に救いを(泣)
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