ロマンチック・ラメント
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ロマンチック・ラメント

左藤さなゆき

運命は本能。なんて恐ろしい!

2020年12月14日
運命の番に出会えたら幸せになれる!なんてロマンチック!でも相手に自分にその時すでに心から愛する人がいたら?お話はすごくおもしろかったですが、主役の二人より攻め兄誠臣のことがもやもやして引っかかりました。恋人の旭を溺愛し信頼する双子の弟にさえ自分のものだと宣言し独占欲と執着を隠さなかったはずなのに。医師が運命の番は動物的な本能での相性の良さであって心ではないと言ってましたが、双子の場合運命の番が同じ相手というのがそれを意味していると思いました。あき臣は強い心で本能に打ち勝ち、誠臣は本能に流されてしまいました。事後我に返った誠臣はものすごく後悔しまた苦しんだと思います。彼の言動にそれを感じました。でも流されてしまった責任は取らなくてはならない。元彼ザマァと言いたいところですが、もしかしたらスピンオフあるかもしれませんね。すごく痛くて切ない話になりそうですけど。
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