このレビューはネタバレを含みます▼
1巻から7巻までは倫子と慎也、小田切の話。慎也と深く愛し合いながらも小田切に愛され、強引に関係を持たれたことにより小田切の子を産んでしまうヒロインに衝撃を覚えました。全て許容して産まれた子(麻衣)を育てる慎也の愛には胸打たれました。8巻からは麻衣と暁生の物語。ハーフだった倫子とは違い両親ともに豹なのでずば抜けた身体能力を持つ麻衣も、母親同様曽根原に狙われることに。敵のラスボスである曽根原が女性なのも最後まで一切改心しないこともあの時代には珍しく、この作品を好きになった理由でした。ハラハラドキドキのストーリーですがラストは愛し合う二人の味方なので、ぜひ最後まで読んで欲しい傑作です。