シークの誘い
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シークの誘い

ケイト・ウォーカー/JET

馬鹿ね……

ネタバレ
2020年12月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 物語中盤の携帯でのやり取りとか、ヒロインの照れ混じりの「馬鹿ね…」3連発とか、ちょいちょい私的ツボだった。(後半にも同じセリフがあるけど、若干ニュアンスが違う)
たった3日間だけの短い時間の中の、さらに1日のうちに1年の行事が凝縮されていて、それはヒーローの財力のおかげで成立してるんだけど、なぜだか嫌味だと思わないから不思議(笑)
原作未読なので判らないが、惜しむらくはヒロインの人物像をもう少し掘り下げてほしかったかな。だけど、エピローグが30頁弱ガッツリあるのは斬新。
そして相変わらずJET先生の作画は細部まで美しく、必要最低限のキャラしかいないのに、淡白に感じないから凄い!
しんしんと降る雪の中で静かに、だけど情熱的に育まれる二人の恋はまさに“大人の恋”だった。
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